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一折の本のルリユール

例えばこんな本があったなら、どのようにルリユールできるだろう。
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この本は95ページで、つまり24枚の紙葉が二つに折られて、カバーと一緒にホッチキスで留められただけの簡素なものだ。こういうタイプの本はまああまり一般的ではないけれど、オリジナルの形を活かしてルリユールするとしたらこんなルリユールもある。これはモデルとして制作したもので白紙ですが。

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これは「一折の本の製本」として、アトリエ・アルドのLessonの中の One-day bookbindingでも取り上げているのでそちらもご参照ください。
http://www.atalde.jp/lesson.html
このタイプのルリユールのために印刷された紙を一度折っただけの本も作ってみたのでご紹介します。
Arthur Rimbau : mauvais sang
アルチュール・ランボー「汚れた血」
「地獄の季節」より抜粋

一折の本のルリユール_a0125575_329950.jpg

奥付です。
一折の本のルリユール_a0125575_3302467.jpg


-reliure à cahier unique
- bookbinding of one quire
「一折の製本」は2011年のプログラムでも取り上げます。
by atelieralde | 2009-07-02 15:14 | 製本Workshop

本を巡る:ルリユール工房の日々


by atelieralde
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