カテゴリ:パピルス栽培日誌( 10 )

『マッピー』用ボーダー

パピルス紙完成

制作時から8日あまり経って、やっと乾いて完成しました!
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とにかくなかなか乾きませんでした。最初の2、3日間は新聞紙と吸い取り紙を一日に、2,3度は交換し、それ以降は、毎日一度、それぞれを交換しました。ラスト2,3日は吸い取紙のみ交換して、ひたすらプレスの中で乾燥させました。紙が少し反っているのはまだ乾燥が充分でないせいなのか?繊維の並べ方なのか?わかりません。

by atelieralde | 2011-10-20 11:46 | パピルス栽培日誌

『マッピー』用ボーダー

パピルス紙制作2のその後

別の曜日に、教室でまたパピルス紙制作を続行する。ハガキサイズを1枚作ったら、もう短い欠片しか残っていなくてハガキさえ作れそうにない。捨てるしかないかなあ、後ろ髪引かれるけど、と思っていたら、いつものように、Hさんのもったいない精神が発動されて名刺サイズで作ることになった。
ハギレを集めて、4枚分できた。(下の画像は、一度軽くプレスを掛けただけの状態で乾燥していないもの)
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Hさんはこれにカリグラフィーで文字を書くと言う。コプト文字など書くと面白いかもしれないと。なのでコプト文字について知っている限りの事をしゃべる。私は何種類かコプト文字をダウンロードしてるので。
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さらに欠片を拾い集めて、これにも文字入れるそうだ。
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残りの欠片も拾い集めて、ファイバー作家のOさんのための資料とする。
ここまで使い切りました。終了!
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このようにパピルス作りをしてるのは、雪嶋先生の西洋古版本講座でごいっしょしているKさんからパピルスの苗をいただいたからです。今、パピルスの収穫期ということもあって、西洋古版本講座の生徒の間で(のみ)パピルス紙作りが流行っているようです。
雪嶋先生の西洋古版本講座は、インキュナブラから1830頃までの手引き印刷機による本を研究対象としてるので、古代の書物の紙であるパピルスは直接的には関係ないのですが、まあオフ会では死海文書の話なども出たりするので、まったく関係ないとも言い切れないかも。
Kさんは神戸パピルス研究所というところから種を入手して、毎年作っておられるようです。発芽させるのはなかなか難しいようだけど、Kさんは農学部出身なので、パーフェクトな苗の状態でみんなにくださったので、なんとか私も栽培できたという次第です。苗から育てて収穫して紙にすることができて、ほんとに作った気になれました。

by atelieralde | 2011-10-16 17:28 | パピルス栽培日誌

『マッピー』用ボーダー

パピルス紙制作2

毎年パピルス紙作りに挑戦しているMさんのレシピ通り、一週間、毎日水を換えて、ローラーをかけた結果。
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水を変えて、その度にローラーを掛けるのは灰汁だしのだけまと思っていたが、どういうわけか茶色くなりました。かんぴょうみたいです。水を換える際にバットを洗うと、いつも底が少しぬるぬるしている。ちょうど薄いメチルセルロースのような感触だ。これは何の成分だろうか?Mさんに確認しておこう。
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繊維を拡大すると、毎日潰していたせいか、網状の繊維も見えるようになった。これはどういうことだろうか?これからやっと、水から出してパピルス紙を作ることになるので、最後に一応観察。
教室のティータイムを利用して、ごそごそと始めることにした。Mさんのレシピ通りに作業を進める。
まず、板を用意する。水が染みだしてくるので、その上にラップを掛けて、新聞紙を重ねて、フェルトを置き、更にその上に不織布を置く。
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その上に、パピルスの薄片を並べていく。最初は縦方向に。それぞれの薄片は1mmくらい重なるようにする。
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続いて横方向を同じように並べる。私も初体験なので、みんなでこんなもんだろうと話しながら代わる代わる進める。
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その上に不織布を掛けて、フェルト、新聞を置き、ラップを掛けた板に挟んでプレスする。
本が中に入っているプレスを使うのは水をかぶると大変なので、ちびプレスで作業をする。
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プレスを閉めたら、水が少しあふれてきて焦る。様子を見るためすぐにプレスから出して点検。フェルトの変わりに吸い取り紙を数枚重ねて使用したのだが、これは完全に湿っていて、下の新聞まで水分が浸透していた。吸い取り紙、新聞を取り替えて、再プレスする。これから2,3時間(〜数時間)おきにフェルトと新聞紙を取り替え、最後にプレスの中で乾燥させるということだ。
下の画像は、20時間くらい乾燥した後のもの。ちゃんとくっついて紙のようにはなっている!かなり薄い。こんな感じでなんとか作れそうだ。明日の教室の際に、また少し実験してみる予定。でももうこれ以上水につけておくこともできず、この際全部使いきらないといけない。いったい何枚の「紙」ができることやら?
制作時間は、刈り取りから考えると、皮むき、薄切に2,3時間、水について1週間、制作は30分程度。苗の田植えからカウントすると、約5ヶ月かかりました。
プレスから出すのが楽しみ!

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by atelieralde | 2011-10-13 18:19 | パピルス栽培日誌

『マッピー』用ボーダー

パピルス(紙)の制作へ

刈り取ったパピルス
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先端は捨てるにしのびなく、若干育ちすぎてるきらいはあるが、飾ってみる
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作りたいパピルス紙のサイズに切り揃える。
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皮をむく。すでにパピルス作りに挑戦したというMさんはカッターで皮をむいたそうだ。それで最初カッターで試したのだけど、けっこう固くてやりにくい。果物ナイフに変えて再トライする。けっこうよい感じ。固いけど、さくっと刃が入り、スムーズではないにせよ、先端まで一気にむくことができる。
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先端は三角形です。
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皮をむいたら、中身の髄を2mmの厚さに薄切りする。繊維質のスポンジみたいでサトウキビみたい(?)
慣れてくると均一削ぐことができる。この作業は思ったより楽だった。
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水につけてアク出し。見た目はウド?かゴボウの雰囲気。
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そして麺棒で押さえて髄の繊維を薄く延ばす。この作業をこれから1週間毎日やらなくてはならない。そのたびに水を換える。薄くのばすことによって、より白いパピルスが出来上がるとのことらしい。
アク抜き作業ということだろうか?これがけっこう大変。
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現在のところ、この薄くのばし作業を2日やったところなので、来週にはいよいよ、この薄切りゴボウみたいな繊維を重ねて紙にする作業が始められる。

by atelieralde | 2011-10-08 00:29 | パピルス栽培日誌

『マッピー』用ボーダー

papyrusその後の後

9.14
台風でかなりダメージを受けた。穂先が重くてぽきっと折れる枝が続出。
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9.24
9月に入り、日光が足らず、すでに末期状態になってきたかも?
そろそろ刈り入れの時期なのだけど、茎がとにかく細すぎる。2cmあるかないかという所。
肥料をやっても思うように太くならない。根本が2cmに達しているのはほんの数本だけという状態なので、これではパピルス紙を作るのは無理そう。もう少し待つことにする。
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この先端の稲の穂みたいなプチプチのことを私は「穂」とか呼んでたのだけど、これは「花」だそうだ。神聖な古代の植物の花
http://mphot.exblog.jp/15041247/

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10.4
温度も日光も足らず、夏枯れ状態になったpapy。もう諦めて刈り取ることにする。
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そしてこの後刈り取りました。
茎の根本を花ばさみで切ると、かしかしっとしてて初めての感触。

by atelieralde | 2011-10-07 23:13 | パピルス栽培日誌

『マッピー』用ボーダー

papyrus その後

えーっ、ご報告をさぼっておりましたがその後のパピ状況です。
8.14.2011
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8.22.2011
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穂先が実っている(実ではなくて花だと後でわかった)
8.30.2011
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これは花なのだろうか?
→だということらしい。

by atelieralde | 2011-10-07 22:54 | パピルス栽培日誌

『マッピー』用ボーダー

papyrus 6,août~14,août

8月6日のパピルス
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苗をいただいたKさんに成長を見てもらったところ、茎が細すぎるとのことらしく、肥料を急遽送ってくださることになった。ふわーんと倒れてしまうので、現在120cmの輪っかの支柱をしているのだけど、もっとしっかり成長すれば本来はこういうことをする必要はないのかもしれない。
Kさんによると、フォロ・ロマーノのパピルス(パピルスなのかどうか怪しくなってきた)からはパピルス紙は取れないそうだ。パピルスにも種類があるってこと? ちなみにフォロ・ロマーノ・タイプは町田の川にも自生しているとのこと。えええ!?
8月14日
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4、5日留守にした後見ると1週間でまた更に伸びている。写真を同じ位置で取ると、こんな風に上端は切れてしまう。2.5mくらいは伸びるそうなので、栄養不足気味の私のパピルスの成長はこれでも遅いのかもしれない。送っていただいた固形肥料をKさんの指示通り20粒与える。

by atelieralde | 2011-08-14 23:59 | パピルス栽培日誌

『マッピー』用ボーダー

foro romano のパピルス

パピルスが群生した風景が見てみたいものだと思っているうちに、フォロ・ロマーノの頂上付近の公園でパピルスが栽培されていたことを思い出す。ここでも栽培されているので自生しているわけではないが。
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足下の状態を観察すると人工池に囲まれた少し高い位置に植えられているようだ。やはり水に浸りっぱなしではダメなのだろうか。
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ローマ 2010年8月

by atelieralde | 2011-08-01 00:54 | パピルス栽培日誌

『マッピー』用ボーダー

papyrus 31.july 2011

1週間後
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すべての株に穂が出そろった。成長速度は株によって差があるが、5cm~7cm/dayの模様。株による差があまりなくなってきたようだ。

by atelieralde | 2011-08-01 00:36 | パピルス栽培日誌

『マッピー』用ボーダー

papyrus

パピルス研究家のKさんからパピルスの苗をいただき、パピルス栽培を始めました。
6月中旬に植えて、現在はここまで育ちました。先端に穂が出てパピルスっぽくなってきたところ。
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45リットル程度の穴の開いてない鉢に、容器上部から10cmまでの所まで約50cm程度の土を入れて、田植えの要領で植える、というレシピに従い、なんとか植えてみたのでした。45リットルの穴の開いていない容器を結局見つけられず、使っていなかったゴミバケツを仕様。これが45リットルより大きかったのか、土があまりに少なかったのか、入れてみたら30cm程度にしかならなかった。まずいかなとは思ったのですが、土を再び買いに行くのが億劫で、まあいいかで決行。このことが大変なことになるとはその時には思い至らず。
(田植えの状態とはいかに?がわからないなりに、小さい穴を掘って埋め込むようにしましたが、どうもしっかり植え付けられていない気はしたのです。が、雨の中格闘してヘトヘトになってうやむやに終了-あまりに疲れたので撮影するのも忘れてしまう)
苗を植えた時に降っていた雨はその後丸2日降り続け、ハッと気づくと、容器の上まで雨が溜まり、パピルス苗が水没状態に!
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これはマズイだろうと、焦って雨の中水を掻い出す。この時たぶん苗の半分をダメにしたと思われる。雨は降り続き、更に焦って容器に穴まで開けて水はけに努める。雨は止むも、なんだか水面がアオミドロ状態になってかなり絶望する。(写真はこの時のもの)更に容器数カ所に穴を開け、とにかく水を抜くことに努める。
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一週間後なんとか正常状態に。半分の苗は救うことができた。
その後は順調に成長し、穂ができた。
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土の量が少なすぎるのがずっと懸念だったのだが、どうも思い切れす先延ばしにしてきた再植え替えを決行。安定して成長しているのでもう植え替えても大丈夫だろう。土をさらに2袋(12リットル×2コ)追加してやっと正常な環境にする。
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結局土の量は、12リットル×4袋+残っていた植物用の土も使ったので全部で五十数リットル使用したことになる。根もしっかりしていたのでほっと一安心。

先日の台風の際に、風に倒されしまうかもと支柱を立てる。ちょっと過保護になっているかもしれないと思いつつ。大丈夫だった。ここ1週間の成長は目覚ましく、毎日数センチ伸びていってるように思われる。「Y先生が伸びていくのが見える」とおっしゃっていたのはこの状態のことだったのかとやっとわかる。
夏の終わりには収穫できるということらしいが、いくらなんでもそこまで成長するものだろうか?

by atelieralde | 2011-07-24 18:45 | パピルス栽培日誌

『マッピー』用ボーダー