
2つの製本の構造についてのご質問がありましたのでコプト製本とエチオピアン製本のかがりについてまとめてみます。

エチオピア製本(折り帖の内側)

コプト製本(折り帖の内側)
どちらも曲がり針を用いてかがりますが、かがり方は違っていることがわかります。
エチオピア製本は、1つのセクションを2本の針を用いてかがります。この例だと2つのセクションがあるので針は4本用います。それに対し、コプト製本の方は、1本の針を用い、一方向へかがっていきます。

参考) ロング・ステッチ製本(折り帖の内側)
これは「文書綴じ」という上記2例とはまた別のかがり方です。