パピルス紙制作2

毎年パピルス紙作りに挑戦しているMさんのレシピ通り、一週間、毎日水を換えて、ローラーをかけた結果。
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水を変えて、その度にローラーを掛けるのは灰汁だしのだけまと思っていたが、どういうわけか茶色くなりました。かんぴょうみたいです。水を換える際にバットを洗うと、いつも底が少しぬるぬるしている。ちょうど薄いメチルセルロースのような感触だ。これは何の成分だろうか?Mさんに確認しておこう。
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繊維を拡大すると、毎日潰していたせいか、網状の繊維も見えるようになった。これはどういうことだろうか?これからやっと、水から出してパピルス紙を作ることになるので、最後に一応観察。
教室のティータイムを利用して、ごそごそと始めることにした。Mさんのレシピ通りに作業を進める。
まず、板を用意する。水が染みだしてくるので、その上にラップを掛けて、新聞紙を重ねて、フェルトを置き、更にその上に不織布を置く。
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その上に、パピルスの薄片を並べていく。最初は縦方向に。それぞれの薄片は1mmくらい重なるようにする。
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続いて横方向を同じように並べる。私も初体験なので、みんなでこんなもんだろうと話しながら代わる代わる進める。
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その上に不織布を掛けて、フェルト、新聞を置き、ラップを掛けた板に挟んでプレスする。
本が中に入っているプレスを使うのは水をかぶると大変なので、ちびプレスで作業をする。
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プレスを閉めたら、水が少しあふれてきて焦る。様子を見るためすぐにプレスから出して点検。フェルトの変わりに吸い取り紙を数枚重ねて使用したのだが、これは完全に湿っていて、下の新聞まで水分が浸透していた。吸い取り紙、新聞を取り替えて、再プレスする。これから2,3時間(〜数時間)おきにフェルトと新聞紙を取り替え、最後にプレスの中で乾燥させるということだ。
下の画像は、20時間くらい乾燥した後のもの。ちゃんとくっついて紙のようにはなっている!かなり薄い。こんな感じでなんとか作れそうだ。明日の教室の際に、また少し実験してみる予定。でももうこれ以上水につけておくこともできず、この際全部使いきらないといけない。いったい何枚の「紙」ができることやら?
制作時間は、刈り取りから考えると、皮むき、薄切に2,3時間、水について1週間、制作は30分程度。苗の田植えからカウントすると、約5ヶ月かかりました。
プレスから出すのが楽しみ!

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by atelieralde | 2011-10-13 18:19 | パピルス栽培日誌

本を巡る:ルリユール工房の日々


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