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ルリユール講座 

ルリユール講座 
 下準備の3ーサイズの違う折り丁が含まれる場合(Nさんの本のケース)

右の折り丁は、この本の「書評」が一折にまとめられ、同じ本の中に綴じ込まれています。困ったことにサイズが天地で10mm程度、小口は2,3mm程度小さく、これでは製本できません。
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このような場合は、大変面倒ですが、天地にコンブラージュ・フィックス(comblage fixe )で穴埋めをします。
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方法)
紙を二つ折りにした細い足をつけ、その足部分に足らない大きさの紙を和紙片で仮貼りしておきます。
仮貼りされた方の紙(comblage mobile)は、本が仕上がった際(タイトルまで完了した時)に取り除きます。やや大きめに作っているので、前小口の飛び出している部分は、化粧裁ちの際に揃えるようにします。
この本の場合は、一つの折り丁だけが他の折り丁と比べてサイズが小さい、というケースですが、折り丁に含まれる紙がそれぞれ大きさが極端に違う場合も、コンブラージュ・フィックスあるいはモービルを付けることになります。
必要となる目安としては、天地は4mmi以上の差がある場合、前小口の方は甘めに考えてよいので、7,8mmの差を目安にします。前小口は、本文紙にコンブラージュ・モービルをダイレクトに和紙片で仮貼りします。
by atelieralde | 2014-08-03 18:04 | 製本教室

本を巡る:ルリユール工房の日々


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